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会の趣旨
霊園計画について
要望書
活動の経緯


会の趣旨

横浜市中区本牧元町75番地に故アントニン・レーモンドが設計した旧本牧スタンダード石油の社宅が残っています。
アントニン・レーモンドは1976年亡くなりましたが、1919年フランク・ロイド・ライトに誘われて来日、帝国ホテル設計に従事しました。そしてライトが日本を離れた後も日本に残り、各地に優れた作品を残すとともに、吉村順三、前川國男等日本を代表する建築家を育てたことで知られる建築家です。1966年日本建築家協会終身会員にも推されています。

本牧にあるこの建物は1949〜50年にかけて建てられ、大戦中アメリカに帰国していたレーモンドの日本における戦後初の作品として知られており、建築誌の紙面を飾っています。当時、東京の伊皿子や横浜の山手にも同様の住宅が建てられましたが、今は取り壊され、この本牧に2戸(平屋1棟、二階建1棟)を残すのみとなりました。
特にこの住宅の「芯はずし」という工法はレーモンド独特もので、コンクリート打放しに大型の木製サッシュをはめ込んだ建物は建築史的にみても大変重要なモダニズム建築であると言われています。
半世紀を経た今、当時敷地に植えられた木々は大きく成長し、地域住民にとってかけがえのない自然環境となっていますが、昨年6月、この社宅のある土地に霊園建設計画が持ち上り、この貴重な建物や自然環境の存続が危ぶまれる状況になってしまいました。

旧本牧スタンダード石油社宅とその景観を救う会は、この建築史的・文化史的にみてたいへん貴重な建物であるアントニン・レーモンド設計の「旧本牧スタンダード石油社宅」をその緑豊かな景観とともに保存し、後世に永く継承されることを意図して設立されました。
この目的を達成するために、レーモンドの建築や近代建築の保存に詳しい学識者をお呼びして講演会や学習会を開催するほか、社宅とその敷地の活用法について、地域住民の意見を汲み取りながら関係諸機関に提案し、社宅とその景観の保存実現に向けて活動していくことを目標と致します。

旧本牧スタンダード石油社宅とその景観を救う会
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